スウェーデン型のコロナ対策
スウェーデンは他の国のようにロックアウトや外出自粛のようなことはしていません。
厳格な行動制限を設けず国民をウイルスにさらすことで集団免疫を持たせ、新型コロナウイルスに対抗しようとしています。
全体の60%が感染すると集団免疫に達する可能性があるといわれていますが、60%の人が感染した場合、それだけ多くの人が亡くなる可能性が高くなります。
スウェーデンの人口は約1000万人、60%の600万人が感染するとどれだけの人が亡くなるのか?
スウェーデンはこれまでに約2万1千人が感染し約2500人が死亡、致死率は約12%となっています。
他の国と致死率を比べてみると、アメリカ約5.8%、中国約5.5%の倍以上。
近隣諸国のノルウェー約2.6%、フィンランド約4.2%、デンマーク約4.9%と比べても桁違いに高くなっています。
この状況を見るとスウェーデンのコロナ対策は間違っていると世界中から非難されそうですが、まだスウェーデンの対策が間違っているとは証明された訳ではありません。
ロックダウンや外出自粛で一時的にコロナを抑えても、第2波、第3波を恐れなければいけませんし、その度に経済を停滞させることになるでしょう。
数年後、コロナが収束したときに死者数や経済の状態を比較すると、スウェーデンのコロナ対策が正解だったと言われる日が来るかもしれません。